風の海 迷宮の岸 十二国記
小野 不由美
新潮社
2012年10月
概要
幼(いとけな)き麒麟に決断の瞬間が訪れる──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす<蝕(しょく)>で蓬莱(ほうらい)(日本)に流され、人の子として育った。十年の時を経て故国(くに)へと戻されたが、麒麟の役割を理解できずにいた。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
泰麒が麒麟として成長していく姿にグッときました。泰麒はいつもかわいいけれど、麒麟として成長する場面はどのシーンも緊迫感があり、読むだけでその重々しさに自分まで緊張したり、胸を打たれたりしました。 泰麒は人間としては10歳。我が子と同い年だと思うと、すぐに王を選ばずに、蓬莱での心の傷が癒えるまでのほほんと汕子や女仙たちと楽しく暮らしてほしかったのが本音です。でもそれだけだと自分に自信が持てないままだったかな。
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