NO.6〔ナンバーシックス〕#6
あさの あつこ/影山 徹
講談社
2007年09月22日頃
概要
これだけは信じてほしい。我々はここに理想の都市を築こうとしたのだ。 戦争とも貧困とも無縁の楽園を……どこで、違えてしまったのか…… 今明かされる、NO.6の破壊と創造の物語 矯正施設の地下深くへ辿りついた紫苑は、ネズミの過去を知る長老から、NO.6が犯した侵略と虐殺の歴史を聞かされる。聖都市を待ち受けるのは、破滅か、それとも救いかーー最後の闘いをかけて、運命の扉が開かれる。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
今までの巻でもそうでしたが、イヌカシたちがNO.6の住人と交渉しているときは、高慢で腹の立つ人間だと思わされます。でもその後で帰宅後の普段の生活を見せられると、1人1人にも普通に家族がいて普通に暮らしている人間なんだと、巻き込まれるのをかわいそうに思えてしまいます。 特に今回は莉莉のお父さんだと分かってから、本当に無事に家族の元に帰ってほしいと思いました。 結局はそういうことなんだよね。上下の差をいくら作っても、相手のことを知ればそんなことは気にならなくなる。ただただ無事を祈りたくなる。もちろん、被害者側の立場に立てば、そんな甘えた考えはしていられないんだけど。偉い人たちが、たくさんの人々を一塊として捉えず、個々の1人1人と見てくれればと思います。
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