魂手形 三島屋変調百物語七之続(7)
宮部 みゆき
KADOKAWA
2021年03月26日頃
概要
江戸は神田の袋物屋・三島屋で行われている風変わりな百物語。「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」が原則だが、従妹のおちかから聞き手を引き継いだ富次郎は、語られた話を墨絵に描き封じ込めることで聞き捨てとしていた。美丈夫の勤番武士が語る、摩訶不思議な力であらゆる火災を制す神器の真実「火〓太鼓」。馴染みの団子売りの娘が打ち明けた、一途な愛が引き起こした悲しき事件「一途の念」。木賃宿に泊まったお化けの復讐譚「魂手形」。三人の語り手の物語と、三島屋に届いた慶事の報せをきっかけに、富次郎は自らの行く末に思いを巡らせていくー。
ステータス
読んだ
チャロンさんの感想・評価
富次郎さんが主人公になったことにようやく慣れてきたところで、不穏な終わり方。 1つ1つのお話がおもしろいから、別に仲介屋さんの話はなくてもいいのにと思ってしまいました。 百物語で語られるお話の中には怖い話や後味の悪い話もたくさんあるのに、そこまで尾を引きません。 なぜ仲介屋さんの話だけは読むといつまでも胸がざわつくような嫌な感じがするんだろうと考えてみて、仲介屋さんが出てくると短編で終わらず、次の巻に続いてしまうから、読者も聞き捨て(読み捨て?)できなくて短編の怖さとは違う怖さを感じるのかなと思いました。
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