検視官の現場
山形真紀
中央公論新社
2025年12月08日頃
概要
年間160万人が亡くなる「多死社会」日本。多くの人はどのように死を迎え、その過程で何が起こっているのかーー 現役の検視官として3年間で約1600体の遺体と対面した著者が、風呂溺死から孤独死までさまざまな実例を紹介し、現代社会が抱える課題を照らし出す。 死はすぐ隣にあり、誰もが「腐敗遺体」になる可能性がある……この現実をどう受け止めるべきか。そのヒントがここにある 【目次より】 第1章 多死社会と検視官 1 日本の死の現状/2 検視のしくみ/3 検視官への道 第2章 ドキュメント検視官24時 1 検視官の勤務/2 ある日の現場/3 変死事案が止まらない夜/4 死はすぐそばにある 第3章 意外な死因、さまざまな現場 1 入浴のリスク/2 致命傷になりうる頭の怪我/3 火災の検視は現場第一/4 川を流れてくる遺体/5 自殺者の想いと最後に見た風景/6 ゴミ屋敷とセルフネグレクト 第4章 死後の自分はどう扱われるか 1 街なかに数多く眠る腐敗遺体/2 遺体の早期発見のために/3 人生のエンディングの準備/4 デジタル遺品という悩み/5 引き取り手のない遺体の行方 第5章 大規模災害、そのとき多数遺体はーー 1 大規模災害が起きたら/2 日本の多数遺体対応の歴史/3 死因究明制度の問題点
ステータス
読んだ
しなやかなババアさんの感想・評価
読了した。本の購入のきっかけはthreadsかXかで一部抜粋で特集されていた「テクノブレイクでの孤独死」に関心を持ったことだった。 読了し、無意識のうちに人間の死に対するストーリー性を期待していたことに気づいた。 というのも、本の題名は「検視官の現場」であり、あくまでも内容としては現場をありのまま伝える趣旨にすぎなかった。言われてみればそうだわ...と納得。 人間の死、はストーリーでも寓話でもなく、誰にでも訪れる逃げようのない現実だということを再認識し、虚無なのか?なんとも言えない読後感だった、というのが率直な感想。
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