黒面の狐
三津田 信三
文藝春秋
2016年09月13日頃
概要
あの真っ暗闇の奥から、 何かが私を凝っと覗いている。 戦後まもない北九州の炭鉱で起きた、不可解な連続怪死事件。 真相を知るのは、ただ黒面の狐のみ……? 戦後まもない混乱期。主人公の物理波矢多(もとろい・はやた)は満洲の建国大学から日本に帰国し、足の向くままに北九州の炭鉱で炭坑夫となって働き始める。そこで、同室の合里が落盤事故で坑道に取り残されたのを皮切りに、炭坑夫が次々と自室で注連縄で首を括るという、不気味な連続怪死事件に遭遇する。その現場からはいつも、黒い狐の面をかぶった人影が立ち去るのが目撃され……。 細密な炭坑の描写の中から、じわじわと迫ってくる恐怖と連続する密室殺人の謎。本格ミステリとホラーの魅力を併せ持った重厚な力作書下ろし長篇。
ステータス
読んだ
もみじさんの感想・評価
戦前、満州で多民族共生のために大学で学ぶも、戦中の行いで自らの正義を見失ってしまった物理(もとろい) 彼は戦後復興を支える仕事をしたいと、北九州の小さな炭鉱で働くことに 熱く暗い地下で肉体労働に勤しみながら、狭く濃い炭鉱の住人たちと仲良くなり、様々な炭鉱で囁かれているという“炭鉱怪談”を聞き集める物理 だが、その炭鉱内で殺人事件が 事件前後に目撃された狐面の人物は、事件の犯人? それとも炭鉱を彷徨う怪異なのか!? 極上の怪異譚にミステリ要素を混ぜ込むことに定評のある三津田信三氏による新シリーズ第一弾 戦後復興期の日本で、社会を支える仕事をしたいと、過酷な肉体労働に身を投じる青年 彼は、流されるままに北九州へ行き、そこで知り合った男からの斡旋で炭鉱掘りをすることに その炭鉱には各地から渡ってきた炭鉱掘りたちが集めてきた怪異譚が渦巻いていて…… やがて炭鉱内では連続殺人事件が起こり…… 語られる怪異譚がマジで怖い 起こる事件も怪異じみたものなのに、それをどこまでも現実的に解釈していく物理がすごい 炭鉱を彷徨う美しい女の怪異が恐ろしすぎて夢に出てくるかと思った 非常に面白かったです さらに詳しい感想はこちら ↓ https://plaza.rakuten.co.jp/62konoha3/diary/202312140001/ オススメ!!!
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