み星を掬う
星を掬う

星を掬う

町田 そのこ

中央公論新社

2021年10月18日頃

概要

町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。 その後、私は、母に捨てられたーー。 ラジオ番組の賞金ほしさに、ある夏の思い出を投稿した千鶴。 それを聞いて連絡してきたのは、自分を捨てた母の「娘」だと名乗る恵真だった。 この後、母・聖子と再会し同居することになった千鶴だが、記憶と全く違う母の姿を見ることになってーー。

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みさんの感想・評価

傷ついていたら誰に何を言っても言い訳じゃない。 自分の痛みにばかり声高で、周りの痛みなんて気にもしないなんて、恥ずかしいと思えよ。 ・自分の人生は自分だけのものよ。誰かのために無駄に消費したらダメ。自分で輝かせないと。 ・サクサクと髪が切られていく。庭にふりつもる髪を見ながらこんなふうに簡単に嫌な自分が削ぎ落とされていけばいいのにと思う。少しくらい痛みが伴ったって構わない。 ・誰かを理解できると考えるのは傲慢で、寄り添うことは時に乱暴となる。大事なのは相手と自分の両方を守ること。相手に傷をつける歩み寄りは迷惑でしかないし自分を傷つけないと近づけない相手からは離れること。 ・人ってのは水なのよ。触れ合う人で色も形も変わるの。黄にも緑にも。熱いお湯にも、氷にも。真っ白いかき氷に熱いイチゴシロップなんて合わないでしょう。離れるなり、タイミングを測るなり、姿を変えるなり、よ。

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