11分間
パウロ・コエーリョ/旦 敬介/BUFFALO.GYM/平尾 香
KADOKAWA
2004年02月27日頃
概要
「セックスなんて11分間の問題だ。脱いだり着たり意味のない会話を除いた"正味"は11分間。世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心にまわっているーー。」 パウロ・コエーリョが愛を描く問題作
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ブラジルの田舎出身のマリーアが、リオデジャネイロへ旅行した際にスカウトに声をかけられる。 異国の地スイスでスターになれると言われ、調子に乗って飛び込むがそんな上手い話はなく、手ぶらで帰るわけにもいかず、自ら望んで娼婦になった。 そんなところから物語は始まる。 題材はセックスだが、これは官能小説ではない。愛と自分自身を見つける物語だ。 マリーアは、愛を欲していたけれど、それ以上にそれを恐れていた。 だから線を引いて、体には触れさせても魂には近づけないようにしていた。 それは男が嫌だから、とかではなくて、口に出したら感情が溢れてしまいそうだから蓋をする、みたいな感覚なのかもしれない。 そう考えると、愛に限った話じゃない。 僕なんかいつも強がって、見栄を張って、気取って、1人で生きていけますよ、と誇示してる。誇示してるってことは本当は弱いんだろう。 本当はきっと犬のように仰向けになってお腹を見せて、全身全霊で愛情を表現したいけど、 弱みを見せるのが怖いから、もういつからかもわからない随分昔に蓋をしてしまったのかもしれない。 その蓋を開ける方法もわかってる。 自分を開示する、他者の介入を許す。 トラブルが面倒だから、当たり障りない接し方をしてしまうけど、ノーガードでぶつかったらいい。 もうこんな年齢なのに、そんなこともできないのが恥ずかしい。 いや、大人になったからこそ難しいのか。 焦らずに、向き合えばいい。
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