ほくほくおいも党
上村 裕香
小学館
2025年07月16日頃
概要
お父さんに家族との対話を要求します! 高校三年生の千秋は、父と兄との三人暮らし。左翼政党員の父は、勝てない選挙に出続けて六年。兄は父の出馬をきっかけにいじめられ、引きこもりになった。母は同じころ家を出た。政治と政党に没頭し話の噛み合わない父だが、千秋は対話をしたいと願う。 すれ違う三人の家族を中心に、左翼政党員を親にもち風変わりな名前の自助サークルに集う「活動家二世」たち、震災のボランティアをきっかけに政治活動に出合う青年、高校の生徒会長選挙のドキュメンタリーを撮ることで新たな視点を得る高校生──それぞれの姿を家族の物語とともに描く全6話。 わたし選挙権の話なんてしてないじゃん。話聞いてよ──「千秋と選挙」 母の言葉とわたしの言葉はちがうのに、わたしは母の言葉を借りてしまう──「佐和子とうそつき」 どっちもそのひとで、どっちも親子の本当じゃん──「和樹とファインダー」 ボランティアって素晴らしいと思ってん──「康太郎と雨」 親父は結局、子どものことなんて考えてないんです──「健二とインターネット」 話すことを諦めたら、わたしはお父さんを憎んで、憎んで憎んで、死んでほしいと思っちゃうかもしれない──「千秋と投票日」 【編集担当からのおすすめ情報】 本作は著者が大学の卒業制作として執筆した同名の小説を基にしています。登場人物を増やし、それぞれの人生をふくらませ、新たな物語が誕生しました。 WEBの小説誌「STORY BOX」での連載時は、毎号圧倒的なアクセス数を記録しました。連載終了後、さらにブラッシュアップを重ねています。 政治をエンタメとして描くことに新人作家が挑んだ意欲作、ぜひお読みください。
ステータス
読んだ
メモ
星をつけるのなんか嫌かもしれない
やまださんの感想・評価
家族だからこそ言えないことってあるよな。 それでもわかりたい、わかってほしいと思う気持ち。若さゆえのような気もするし、家族だからなのだろうか。 結局自分の辛さとか、こう思われてるに違いない!と思う自分に対するネガティブな印象のイメージを、他人はそこまで考えていなかったりするんだよな。
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