猫を抱いて象と泳ぐ
小川 洋子
文藝春秋
2011年07月08日頃
概要
「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に十一歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。
ステータス
読んだ
るんさんの感想・評価
「猫を抱いて象と泳ぐ」 大好きな小川洋子ワールド。 個人的に、小川洋子の小説って人が亡くなる時にすごく呆気ないというか、人の死を変に重々しく書かないなといつも思う。 そして、それぞれの小説で印象的な言葉とフレーズが溢れているように感じる。 自分が弱っている時に実際に声をかけられたら泣いてしまいそうな言葉たち。「慌てるな、坊や」然り。 誰も傷つけず、恐怖で部屋の隅っこで縮こまっている小さな人たちに、「ありのままの自分で大丈夫」と声をかけてくれるようなあたたかさ。 そんなことを思いながら、言葉の海に潜り続けた日々でした。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。
コメント
「猫を抱いて象と泳ぐ」 大好きな小川洋子ワールド。 個人的に、小川洋子の小説って人が亡くなる時にすごく呆気ないというか、人の死を変に重々しく書かないなといつも思う。 そして、それぞれの小説で印象的な言葉とフレーズが溢れているように感じる。 自分が弱っている時に実際に声をかけられたら泣いてしまいそうな言葉たち。「慌てるな、坊や」然り。 誰も傷つけず、恐怖で部屋の隅っこで縮こまっている小さな人たちに、「ありのままの自分で大丈夫」と声をかけてくれるようなあたたかさ。 そんなことを思いながら、言葉の海に潜り続けた日々でした。