忘れられた日本人
宮本 常一
岩波書店
1995年02月16日頃
概要
昭和十四年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフストーリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台に浮かびあがらせた宮本民俗学の代表作。
ステータス
読んだ
しょーたろーさんの感想・評価
著者の宮本氏が戦前から戦後の間に全国津々浦々を渡り歩いて聞いた当時の日本人の生活や文化を一冊の本にまとめたもの。 禅とジブリの中で鈴木敏夫氏が宮崎駿氏に「読んでないなんて勉強不足だね(笑)」みたいなイジりをされて、腹が立ってその日にこの本をゲットして1日で読破したというエピソードがあったので気になり読んだ。 確かに文章的にはかなり読みやすく興味深い内容だったのだが、逐一聞き馴染みのない単語を調べたり、各地の地名を今の地図と照合したりしたので結構読むのに時間がかかった。 エピソードとしては特に江戸末期に鳥羽伏見の戦いで惨敗した徳川慶喜が逃亡したあとの、秩序の崩壊具合を語られた箇所が面白かった。 日本の昔の人の暮らしを知りたい人はおすすめ。 読んだ後に関連した博物館等に行くと面白みが増しそう。
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