出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
花田 菜々子
河出書房新社
2020年02月06日頃
概要
菜々子、33歳。職業、書店員。既婚、ただし家を飛び出し別居中、どん底人生まっしぐら。そんなある日、目についた出会い系サイト「X」に登録、初対面の人にぴったりの本をおすすめし始めて…これは修行か?冒険か?「本」を通して笑って泣いた、衝撃の実録私小説。読めば勇気が湧いてくる、感動のベストセラー。
ステータス
読んだ
しろくまさんの感想・評価
以前から書店で見かけつつも「出会い系」というワードで購入を躊躇っていた。出会い系サイトに何か嫌なイメージがあるわけではないが、なんとなく男女の話が多いのかもしれないと勝手に思い込んで、今はそういう気分じゃないからなぁと避けていた。 しかしあの蟹ブックスの花田さんか!と気づいてから速攻購入し、読んだ。気づくのが遅い。デカデカと書いてあるのに。 読み始めたら他の積読本をほったらかして一気に読んでしまった。 人見知りの私には知らない人に会うということ自体が試練だから遠い世界の話なんだろうなと思いながら読み始めたものの、冒頭で語られる花田さんの周りに馴染めなかったエピソードを読み、そして最後まで読み終えてコミュケーション最強おばけと進化した花田さんを見届けると、自然と勇気が湧いてきた。 自分は知らない人が嫌いだと思い込んできたが、知り合えば知人になるので、もう知らない人ではないと花田さんに教えてもらった。そして知らない人こそが自分を違う世界へ飛び込ませてくれるのだと知った。 その上で知らない人とのコミュニケーションでは嫌な思いをすることもあると、ちゃんと嫌だった体験談も載っていて信頼が高まった。そういうこともそりゃあるよな。 とにかく自分の世界を広げることの大事さが書かれている本だと思う。人の数だけ世界があっていろんな世界に触れる機会がごろごろその辺に転がってることを知れた。
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