ネガティブ・ケイパビリティ
帚木蓬生
朝日新聞出版
2017年04月
概要
「負の力」が身につけば、人生は生きやすくなる。セラピー犬の「心くん」の分かる仕組みからマニュアルに慣れた脳の限界、現代教育で重視されるポジティブ・ケイパビリティの偏り、希望する脳とプラセボ効果との関係…教育・医療・介護の現場でも注目され、臨床40年の精神科医である著者自身も救われている「負の力」を多角的に分析した、心揺さぶられる地平。
ステータス
読んだ
シオハラさんの感想・評価
悩み事がありすぎて辛い、身近に常に落ち込んでいる人がいて辛い、もはや人生そのものがしんどい、そんな方におすすめの本だと思います。 "ネガティヴ・ケイパビリティ=物事に寛容となり、白黒つけない状況でも平気で居られる力"を身につけることで、明確な答えが出なくても平気になり、問題解決に時間をかけることが出来るようになります。 解決をすぐに迫ることが必ずしも良い結果を生まないこともある、時間が最適な解決手段となる場合もあるとの言葉にハッとしました。辛い人に必要なのはなぜ手段ではなく共感なのか、の理由がわかった気がします。 事例をベースとした論述が淡々と続くので、少し冗長にも感じますが、事例の量が多く、このパターンの時はこうすればよかったのか!だからこの時自分は辛かったんだ!という気付きをいくつも得ることが出来ました。自分の気になるところだけパラパラ読むだけでも良さそうです。読んでよかったです。
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