シャーリー・ホームズとジョー・ワトソンの醜聞
高殿 円
早川書房
2024年01月24日頃
概要
ジョーが221bに帰ると、同居人の半電脳探偵シャーリーが珍しく慌てている。なんとジョーは8カ月前に結婚して221bを出ていたというのだ。だが、ジョーには結婚の記憶がなかった。まもなく、ジョーと同じように記憶にない求婚をしたという依頼人が現れて……!
ステータス
読んだ
四季さくれさんの感想・評価
不思議、難しい、ハラハラ…を経て最後の最後にスッキリが来る。電子で買ってしまったのだが、紙の書籍では帯に今回のキーキャラクターであるエイレネのイラストが付いていた模様。雪広先生の絵がとても美麗…挿絵も欲しくなる。 今回は度初っ端からジョーが結婚していた、しかし結婚生活の記憶がないという不気味な導入から始まる。あんなにシャーリー大好きなジョーのくせになんで?!と、当の本人と一緒に頭を抱える展開なのが苦しくて楽しかった。そしてシャーリーはシャーリーで別の人物から求婚され、今までになく煮え切らない態度をとってきてジョーをモヤモヤさせてくる。ただでさえこちらはモヤモヤしているのに、難しい謎が同時並行で襲いかかってくる大変な本だった。前回の謎が古来の伝説を使ったものだったのとは対照的に、今回の謎はかなり現代モノ。でも確かに、現代ではこれくらい難しくないと謎とは言えないのかも。 最後は怒涛のように謎が解けて一応スッキリです。でもやはりそこは現代モノだし高殿先生なので、世界が今抱えている不均衡などにも触れており、読後もウーンと考えさせられる。疲れてるときにはブラウニーのくだりが難しくて頭に入ってこないかも。グチャグチャになったあとにドーンとなりたいときにオススメです。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。