tokoいずれすべては海の中に
いずれすべては海の中に

いずれすべては海の中に

サラ・ピンスカー/市田 泉

竹書房

2022年05月31日頃

概要

最新の義手が道路と繋がった男の話(「一筋に伸びる二車線のハイウェイ」)、世代間宇宙船の中で受け継がれる記憶と歴史と音楽(「風はさまよう」)、クジラを運転して旅をするという奇妙な仕事の終わりに待つ予想外の結末(「イッカク」)、多元宇宙のサラ・ピンスカーたちが集まるサラコンで起きた殺人事件をサラ・ピンスカーのひとりで解決するSFミステリ(「そして(Nマイナス1)人しかいなくなった」)など。奇想の海に呑まれ、たゆたい、息を継ぎ、詠ぎ続ける。その果てに待つものはー。静かな筆致で描かれる、不思議で愛おしいフィリップ・K・ディック賞を受賞した異色短篇集。

ステータス

読んだ

tokoさんの感想・評価

SFの短編集。あまりSFを読んだことはないが、現実とはちょっと違うヘンテコな世界観の中で人々が真面目に考えて生きているといった物語がいくつかあり、そのヘンテコさ具合が良いなと思えた。特に最後の大量の「サラ・ピンスカー」が出てくる話は、真面目なサスペンスもので「ああ、なるほどなぁ」と思える箇所もあったのに、どうにもヘンテコで面白かった。

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