子どもの涙
徐京植
高文研
2019年04月
概要
泣くこと厳禁!授業中に「I am a Japanese」と唱和できなかった少年の悲しみー。寺田寅彦から魯迅やフランツ・ファノンまで、作家・徐京植が心の糧とした読書体験を語る。
ステータス
読んだ
メモ
2026.5月読了
じゅりんこさんの感想・評価
自分と趣味の合う人の読書遍歴だと思って、楽しく読んだ。 冒頭に出てきた寺田虎彦の「団栗」が読みたくて早速取り寄せて読んだ。いきなりの場面転換が、著者の言う通りよかった。 幼い頃だれもがする「私が捨て子で本当の親は大金持ち」の夢想。著者はこの「ほんとうの親」が「平凡な日本人」だったという。マイノリティであることの疎外感が、読書体験を通して自然な形で描かれている。 ソキョンシクさんの別の本にも出てきた、魯迅の「故郷」。この本でも言及されていた。取り寄せてはいるが、なかなか読めない。時がきたら読むのだろうか。
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