光の犬
松家 仁之
新潮社
2025年03月28日
概要
ひとりひとりの人生は奇妙にゆがみ、奇妙に偏っている──。助産婦の祖母、独身の三人のおばたち、会話の少ない父母、のびやかな姉・歩と気難しい弟・始。それぞれの願いと葛藤が溶けあいながら、三世代の時間は進んでゆく。北海道の小さな町を舞台に、失われてゆく一族の姿と、色褪せない人生の瞬間を、記憶をたどるようにして描き出す。読後、静かな余韻に包まれる百年にわたる家族の物語。
ステータス
読んだ
じゅりんこさんの感想・評価
小説の世界を隅々まで堪能した。あー、わたし、本読むの好きだなぁとなぜか思った。 描写が素晴らしくて、感情より、感覚が伝わってくる。だから小説の世界の中で、自由にしていられた。 人が、生まれてから死ぬまでの、その大したことのなさと、瞬間の尊さと、両方を感じる。
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