アウシュヴィッツの歯科医
ベンジャミン・ジェイコブス/上田祥士/向井和美
紀伊國屋書店
2018年02月08日頃
概要
1941年、ポーランドの小さな村のユダヤ人家庭で暮らしていた21歳の青年がナチス・ドイツの強制収容所へ送られる。歯科医の勉強を始めて1年目の彼に、母は歯の治療用具箱を持っていくよう強く勧めた。その箱が、のちのち自分と家族の命を救うことになるとは、そのときは思いもしなかった。
ステータス
読んだ
莫迦さんの感想・評価
販売戦略もあろうけど、アウシュヴィッツに関する思い出より、アウシュヴィッツからの死の行進以降に史料的な価値がありそうだから、構成とかタイトルとかもう少し考えてもよかったのでは。翻訳だから構成はどうしようにもないのだけれど。 そんなのだから、アウシュヴィッツでの逸話より、その前後の話のほうが読んでいておもしろかったな。どこまで記憶の通りで脚色なしなのかは、もちろん分からないけど。 同じアウシュヴィッツの生存者、この本の著者は稀有なほど他とは毛色が違うけど、この前読んだ「七番目の百万人」の冒頭に出てくる男性とはアウシュヴィッツ以後が大きく異なっていて、人間いろいろだなと改めて思った。
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