石に泳ぐ魚(さかな)
柳美里
新潮社
2005年10月
概要
競馬に狂った父親。次々と男をとりかえる母親。危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。
ステータス
読んだ
しょーたさんの感想・評価
高校の時の勉強でこれが例にあがり、1度読んでみようと思って、読んだことがある作品。 もう一度、これを題材にした活動があり、読んでみることにしたが、自由に生きることの難しさを新たに感じた。ひたすらに暗いエピソードが書かれており、苦痛に感じる場面も多々あったが、現実世界の不純さを感じられる作品でもあり、多くの作品に触れていこうとする中で、こういった作品もなしでは無いのかなと考えられる作品だと思った。
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