スウェーデンの知的障害者
河本 佳子
新評論
2006年04月25日頃
概要
「支援」はこのようにされていた。多くの写真で見る障害者の日常、そしてその生活を実現したプロセスは?
ステータス
読んだ
かんしぇさんの感想・評価
個々を尊重するスウェーデンが、いかに現在のインクルーシブな国に変化してきたかがわかった。 スウェーデンにおける知的障害がある方の特別支援の歴史が記されていたが、当初はあのスウェーデンでさえ知的ハンディキャップのある人々を残酷に扱っていたと知り、驚いた。しかし、徹底的な監査、地域の公共施設による綿密な連携、国のお金を集中的に知的障がいのある人々の支援に回す国家方針、そして声を上げ続けるという地道な努力で今日のスウェーデンがあることがわかった。最後のほうには現在の日本でもできる支援や工夫の例が載っており、参考になった。 これに続けて日本も…とは思うが、もちろん簡単にはいかないだろう。しかし、もし自分が、家族が、友人がある日突然事故などで知的障がいを発症したとき、どんな支援が必要になるかを考えてみて、どんな社会にしていきたいか思い描くことが未来を作る第一歩になると思う。そんなきっかけをくれた本だった。
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