まいまいつぶろ
村木 嵐
幻冬舎
2023年05月24日
概要
口がまわらず、誰にも言葉が届かない。歩いた後には尿を引きずった跡が残るため、まいまいつぶろと呼ばれ蔑まれた君主がいた。常に側に控えるのは、ただ一人、彼の言葉を解する何の後ろ盾もない小姓・兵庫。麻痺を抱え廃嫡を噂されていた若君は、いかにして将軍になったのか。第九代将軍・徳川家重を描く落涙必至の傑作歴史小説。
ステータス
読んだ
かんしぇさんの感想・評価
こたつの上にあったのを無意識に開いた。帯に惹かれた。勉強からの一時的逃避として読むはずが、4時間ぶっ通しで水も飲まずに読み終えてしまった。 メインキャラクターの純粋で誠実な人柄が心地よかった。立場から来る制限で思い通りにいかない歯痒さと、それでも己を貫き実直な生き方をしたことで、最初には夢にも思わなかった状況になったのが、温かな読後感を与えてくれた。 高校で世界史を選択した理由の一つに、日本史は人の漢字の並びがややこしくて覚えにくいと思ったのがあるが、この本はなんとかクリアできた。このような歴史小説を読んでいれば日本史を選ぶ道もあったのかもしれないと思った。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。