西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集
梨木 香歩
新潮社
2017年04月27日頃
概要
少女は祖母を「西の魔女」と呼んでいた。光あふれる夏が始まるー。ロングベストセラーの表題作に繋がる短篇小説「ブラッキーの話」「冬の午後」、書き下ろし「かまどに小枝を」の3篇をあわせて収録する愛蔵版小説集。
ステータス
読んだ
かんしぇさんの感想・評価
勉強の息抜きに。本を開くと、朝露に濡れた小さな草花が生い茂る、趣向を凝らしつつも自然なままの庭が目の前に広がっていった。自分が吸っている空気までもが淡く薫るような庭の質感がもう懐かしい。思わず丁寧な暮らしをしたくなるような細かな生活の描写に理想の老後を思い浮かべた。温かくそっと寄り添ってくれるような本で、アロマ効果でもあるのかと思うほどマイルドだった。続けて載っている短編も、一つ一つ読むごとに庭が少しずつ広がり、精彩さを増していった。 周囲の物事に思考が振り回されているときや、ちょっとした森林浴に手が届かないときに、もう一度読みたいと感じた。こういうテイストが自分に合っているのでこの本を読めて本当に良かったと思う。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。
コメント
綺麗な言葉で、感想が小説みたい。 読みたくなりました!