冷い夏,熱い夏
吉村 昭
新潮社
1990年06月
概要
何の自覚症状もなく発見された胸部の白い影ー強い絆で結ばれた働き盛りの弟を突然襲った癌にたじろぐ「私」。それが最悪のものであり、手術後一年以上の延命例が皆無なことを知らされた「私」は、どんなことがあっても弟に隠し通すことを決意する。激痛にもだえ人間としての矜持を失っていく弟…。ゆるぎない眼でその死を見つめ、深い鎮魂に至る感動の長編小説。毎日芸術賞受賞。
ステータス
読んだ
naoさんの感想・評価
刻一刻と癌に蝕まれて行く弟に、少しでも希望を持っていて欲しいと願う兄。 自分の祖父も闘病の末に癌で亡くなったので、リアルすぎる描写が読んでいて辛かった。 本書の時代からは考えられないくらい、医学は進歩しているのに、いまだに癌の特効薬ってないんだなぁ。
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