ハッピーエンドにさよならを
歌野 晶午
KADOKAWA
2010年09月25日頃
概要
望みどおりの結末なんて、現実ではめったにないと思いませんか? もちろん物語だって……偉才のミステリ作家が仕掛けるブラックユーモアと企みに満ちた奇想天外のアンチ・ハッピーエンドストーリー!
ステータス
読んだ
⋆⭒˚.⋆𝜗𝜚さんの感想・評価
短編集すきだから読みやすかった。 母と子の話や大学生の男女の話、高校生のあるゲームの話など色々あったけどどれもまさかの展開になって面白かった。 そして実際に起こりそうな出来事を題材にしてあるからより読み終わったあとにうわってなる。 特に印象に残ったのは最後の「尊厳、死」で、主人公ムラノに向けられる周りからの態度が、しんどいな、苦しいな、と思いながら読んでいたのに、 最後の一行で自分の偏見や思い込みを暴かれた気がした。 その仕掛けに気がついたとき、自分がどれほど固定概念の上に立って世の中を見ているのか思い知らされた。 この作品は、単なる意外性を狙った小説ではなく、自分自身の価値観と向き合う時間を与えてくれる1冊だった。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。