ケーキの切れない非行少年たち
宮口 幸治
新潮社
2019年07月13日頃
概要
この世には「反省以前の子ども」が沢山いる。認知力が弱く「ケーキを等分に切る」ことすらできないーー。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを社会生活に導く超実践的メソッドを公開。
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メモ
これまで犯罪を犯す人に対して、ただただ変なやつだ怖い人だと考えていて、実際になぜ犯罪を犯すのかというプロセスについて考えようともしていなかった。なぜなら、ニュースなどで犯罪について取り上げられても、誰が逮捕されたか、どんな事件だったかということのみが報道され、加害者がどのように考えてその事件に至ったのかはほとんど報道されないからだ。なので、犯罪を犯す人たちが、このように認知能力が健常者に比べ、異なるものだということを知り衝撃を受けた。人それぞれ考え方が違うということもここに理…
これまで犯罪を犯す人に対して、ただただ変なやつだ怖い人だと考えていて、実際になぜ犯罪を犯すのかというプロセスについて考えようともしていなかった。なぜなら、ニュースなどで犯罪について取り上げられても、誰が逮捕されたか、どんな事件だったかということのみが報道され、加害者がどのように考えてその事件に至ったのかはほとんど報道されないからだ。なので、犯罪を犯す人たちが、このように認知能力が健常者に比べ、異なるものだということを知り衝撃を受けた。人それぞれ考え方が違うということもここに理由がある気がする。人それぞれ認知能力が異なり、どこにどんな反応をするかはそれぞれなのだ。だから、自分でも制御出来ないほど取り乱してしまったり、誤った対処をしてしまうのだと分かった。 私もこの本を読む前まで、他人が自分に対して持つ感情について、非常に過敏に生きてきた。すれ違う全員が私を見ているのではないか、という風に。この本を読んでからは、それが認知の歪みなんだということに気づいた。それ以降、他人に対して無駄に意識しないようにしている。 このように、この本を読むと自分の認知の歪みについても考えるキッカケになるとともに、犯罪の加害者に対する認識もただの犯罪者ではなく認知の歪みをもつ人で、それを矯正して行かなければならないのだ、と分かる。
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