少女は卒業しない
朝井 リョウ
集英社
2015年02月20日頃
概要
取り壊しの決まっている地方の高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎える、それぞれの「別れ」を、瑞々しく繊細に描く。切なくも力強いメッセージが光る全7話。(解説/ロバート・キャンベル)
ステータス
読んだ
やほさんの感想・評価
1つの学校の中で繰り広げられる、誰かと誰かの物語。 平等に誰も同じ場所に居続けられない唯一の場所、学校。 そんな場所では「出会い」と「別れ」しかなく、形を変えながらも続く関係性もあれば、形を変えることなく終わってしまう関係性もある。 関係性が始まる頃に、この関係性が変化する可能性があることに目を向ける人が誰もいないのが、高校生という大人と子供の狭間に置かれた人間たちの青春であり、儚さであるのかなと思った。 高校生の頃から、ずっと頭の片隅にいた人におすすめされた本。 そんな人に初めて薦められた本を読むことができて、私たちの関係性もあの頃のままではないことを感じた。
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