あい王室・後宮・奥・ハレム
王室・後宮・奥・ハレム

王室・後宮・奥・ハレム

神田 裕理

山川出版社

2026年03月25日頃

概要

日本、東アジア、西洋、イスラムーー 王を支えた女性たちはどのように生き、どのような役割を果たしたのか?  社会構造における共通性、独自性はなにか? 宮廷女性をキーワードに時代や地域を横断し、政治に参加した女性の姿を浮かび上がらせる。 後宮・奧・ハレムと呼ばれる日本・アジアのみならずヨーロッパ諸国の「奥向き」について、組織面・制度面、そこに属する人々(后・妃嬪。女官・男官)に加え、彼ら彼女たちが携わった儀礼・文化にも目配りしながら検討を行った。地域・時代を越えた比較検討を行うことで、多様性を見いだすことが可能となり、多彩な「宮廷女性」像・「奥向き」像を提示することができたと自負している。(「はじめに」より) ……………………… 〈目次〉 座談会 宮廷女性研究の現在と未来 第1部 宮廷内で働く女官・女房たちの仕事から考える  「采女」と女性の「貢」--日本古代国家の人材登用と男女の出仕(伊集院葉子)/中世日本の「後宮」--後継者の「生産」に果たした役割(松薗斉)/女房としての紫式部(倉本一宏)/後宮女房の生涯と人事ーー中世〜近世移行期日本の女房職の相伝性(神田裕理)/明代の女官についてーー後宮の管理と後宮儀礼の実態(前田尚美) 第2部 性差から宮廷内の役割を考える  中世日本の日記における女性のよばれ方(村井章介)/オスマン帝国ハレムのジェンダー秩序(小笠原弘幸)/モンゴル帝国の宮廷の女性が果たした政治的役割(宇野伸浩)/レディース・イン・ウェイティングの役割とその影響(山木聖史) 第3部 出自・身分・宗教による所属集団から考える 尼となる后妃たちーー南北朝〜隋唐時代の後宮(松下憲一)/足利将軍家の「妻(室)」と「母」--その呼称をめぐって(木下昌規)/室町・戦国期の尼寺と尼僧ーー南御所・入江殿を中心に(高鳥廉)/幕末維新期の公家女性と奥ーー菊亭美子の妻・未亡人・母として担った役割(田中暁龍)/女子修道院の歴史とその文化活動(滝澤修身)

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