ガーデン
千早 茜
文藝春秋
2020年08月05日
概要
あの頃、僕の世界は庭だけだったー緑豊かな「発展途上国」で過ごした少年時代から植物を偏愛し、他人と深くかかわらない編集者の羽野。ある時、取材先で知り合ったニューヨーク育ちの理沙子に、帰国子女であることを隠す理由を問われる。彼女との出会いや周囲の女性の変化で羽野の人生観は揺らぎ始める。
ステータス
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どんさんの感想・評価
千早茜さん3作目。 人のパーソナルスペース同士が重なり合わない関係を描くのが上手な人だなと毎度思わされる。たまにその距離感を逸脱してドキッとするけど、結局その距離感が壊れないところに、もどかしいけど人と近づきすぎない安心感がある。 主人公の羽野が、自分の庭を出るのか、出ないのか。羽野は庭を出た時がターニングポイントだと言っていたけど、私は庭を手放すときこそが羽野の真のターニングポイントなんだろうと思う。 羽野の謎めかしい感じ、腹に何抱えてるか分からない感じが知り合いに似てるなあと思ってちょっといけ好かなさを感じた。
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