容疑者Xの献身
東野 圭吾
文藝春秋
2008年08月
概要
天才的な数学の才能を持ちながら、高校教師として暮らす石神哲哉。彼は、アパートの隣室に住む花岡靖子にひそかな想いを寄せていた。靖子は中学生の一人娘・美里と2人で暮らしている。 ある夜、靖子の別れた夫・富樫が母娘の部屋に押しかけ、金を要求したうえ暴力をふるう。もみ合いの末、靖子と美里は富樫を殺してしまう。 異変に気づいた石神は母娘の部屋を訪れ、自分の言う通りにするよう告げる。 やがて富樫の死体が発見され、警察は靖子を疑い始める。ところが、犯行時刻とみられる時間、靖子と美里は映画館に行き、その後はカラオケ店にいたという。店員も2人の姿を覚えていた。 富樫を殺したのは、たしかに自分たちなのにーー母娘にはアリバイがある。 捜査にあたる警視庁捜査一課の草薙俊平は、友人で物理学者の湯川学に事件のことを話す。そのなかで、靖子の隣に住む高校教師の名を口にした。 その名を聞いた湯川は驚く。石神は大学時代の同期であり、大学に残って数学の難問に挑んでいるはずだと湯川が思っていたほどの才能の持ち主だった。 湯川は、石神を訪ねる。 石神は、靖子と美里を守るために何をしたのか。やがて湯川は、かつての友人が組み立てた恐るべき論理と向き合うことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。 第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞受賞。 2005年度「本格ミステリ・ベスト10」「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリベスト10」のすべてで第1位を獲得。米国エドガー賞候補作。 福山雅治主演「ガリレオ」シリーズ初の劇場版として映画化され、韓国、中国、インドでも映画化。舞台、朗読劇にもなった。 累計330万部突破。 東野圭吾40周年企画「104冊1億部 全国民投票」で圧倒的第1位に選ばれた、著者の代表作。
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