月の客
山下 澄人
集英社
2020年06月05日頃
概要
書かれたとおりに読まなくていい。どこから読んでもかまわない。 一気読みできる本のように、一望して見渡せる生など、ない。 「小説の自由」を求める山下澄人による、「通読」の呪いを解く書。 父はおらず、口のきけない母に育てられたトシは、5歳で親戚にもらい子にやられた。 だがその養親に放置され、実家に戻ってきたのちトシは、10歳で犬と共にほら穴住まいを始める。 そこにやってきたのは、足が少し不自由な同じ歳の少女サナ。サナも、親の元を飛び出した子どもだったーー。 親からも社会からも助けの手を差し伸べられず、暴力と死に取り囲まれ、しかし犬にはつねに寄り添われ、未曽有の災害を生き抜いたすえに、老い、やがていのちの外に出た<犬少年>が体験した、生の時間とは。 【著者略歴】 山下澄人(やました・すみと) 1966年、兵庫県生まれ。富良野塾2期生。96年より劇団FICTIONを主宰。2012年『緑のさる』で野間文芸新人賞を、17年「しんせかい」で芥川賞を受賞。その他の著書に『ギッちょん』『砂漠ダンス』『コルバトントリ』『鳥の会議』『小鳥、来る』などがある。
ステータス
読んだ
イナコシハコさんの感想・評価
読むのが困難。 時間軸が行ったり来たり、POVの移り変わりも恣意的過ぎて、全体的に好みが極端に分かれる作品。 細かい表現のミスというか、「わ」と誤って使うべきところを「は」と正しく書いちゃうところや、普通、裏に公園がある場所で何某を燃やしたら通報されるでしょ?とかとか、ツッコミどころもある。 そんなに長くない中編ぐらいの作品なので、暇な時に読み返していけば良いところが出て来そうな感じなので星は2.5の評価です。
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