何者
朝井 リョウ
新潮社
2015年06月26日頃
概要
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたからー。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。直木賞受賞作。
ステータス
読んだ
かいさんの感想・評価
就活を始めとして、肩書きや実績に乗っかって自分が「何者か」のようにならなくては生きていけない場面が確かにある。 でもそれは、自分の大切な時間や、身の回りの人との生活を守るために、必要な手段でもあるはず。 周りから「痛い」「ダサい」と思われても、そのために、自分のできるやり方で頑張ることは、何も恥ずかしいことではない。 この話は、ただ「就活のあるある」を描写しただけではなくて、そんな風に頑張る人の存在を、とにかく切実に書きたかったんだなと感じた。
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