ぴろZOO 1
ZOO 1

ZOO 1

乙一

集英社

2006年05月

概要

ジャンル分け不能、天才・乙一の傑作短編集。 双子の姉妹なのになぜか姉のヨーコだけが母から虐待され…「カザリとヨーコ」など。話題の短編集を2冊にわけて文庫化。「1」には映画化された5編をセレクト。漫画家・古屋兎丸氏との対談も収録。

ステータス

読んだ

ぴろさんの感想・評価

主に死に関係する物語がまとめられた短編集 絶望的な状況から少しそれを回復する結末が待っている話が多く、完全には救われずちょっとした後味の悪さを感じた。 <seven rooms>が1番好きな話だった。結末前までは決められた時間法則に従って殺されるという、神が決めた絶対的なルールのようなものにやむなく従わざるを得ず、希望の光を失ったように兄妹が描かれているが、実は密かに起死回生の一手を目論んでいたというオチが、獣の巨人を討伐するためにエルヴィン団長の命を賭した作戦を決行する場面に似ていると思った。

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