リップヴァンウィンクルの花嫁
岩井 俊二
文藝春秋
2018年10月06日頃
概要
皆川七海は、仕事をクビになり、SNSで手に入れた結婚も浮気の濡れ衣を着せられた。行き場をなくした七海は、月に百万円稼げるというメイドのバイトを引き受ける。主のいない屋敷にいたのは、破天荒で自由なもう一人のメイド、里中真白。ある日、真白はウェディングドレスを着たいと言い出すが…。現代の嘘と希望と愛の物語。
ステータス
読んだ
みありさんの感想・評価
最近読んだ本の中で1番面白かったです。 映画の方から知って、観たいとずっと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず小説を購入しました。 「あたしにはね、幸せの限界があるの。この世界は幸せだらけで、みんながよくしてくれる。あたしなんかのために、お店の人が商品を袋に詰めてくれたり、宅配便の人が荷物を届けてくれたり。そんなに簡単に幸せが手に入ったら、あたし壊れちゃうよ。お金ってさ、そのためにあるんだよ。人の優しさや真心があまりにくっきり見えてしまったら、ありがたくて人間は壊れてしまう。だからみんなそれをお金に置き換えて、目に見えなかったことにするんだよ(要約)。」 この真白のセリフが印象的です。最初から最後まで、美しい物語でした。
この本を読んだ人の感想
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