眩
朝井 まかて
新潮社
2016年03月22日頃
概要
北斎の娘にして「江戸のレンブラント」天才女絵師・葛飾応為の知られざる生涯。あたしはただ、絵を描いていたいだけ。愚かな夫への軽蔑、兄弟子への叶わぬ恋、北斎の名を利用し悪事を重ねる甥ーー人生にまつわる面倒も、ひとたび絵筆を握ればすべて消え去る。北斎に「美人画では敵わない」と言わせ、西洋の陰影表現を体得し、全身全霊を絵に投じた絵師の生涯を圧倒的リアリティで描き出す、朝井まかて堂々の代表作!
ステータス
読んだ
たけさんの感想・評価
初めてFGOの正月福袋を引いたとき、あたしのサーヴァントになってくれたのは葛飾北斎だった。嗚呼Arts全体宝具、ありがとうよぉ。 葛飾北斎の娘、葛飾応為の一冊。 朝井まかてさんが大好きになった。 なんてさっぱりとした文章を書かれるんだろう。それでいて登場人物たちの心の機微は丁度よい塩梅で読み手に委ねてある。 兄弟子の善次郎がこの上なくいい男だ。そんで罪な男なんだこれが。普段は色恋の場面にはそこまで惹かれないあたしが、声を上げるくらいときめいた。 出会えてよかった一冊。
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