エヴァーグリーン・ゲーム
石井 仁蔵
ポプラ社
2025年07月02日
概要
難病のため小児病棟に入院している透。夢と現実の間で揺れる名門進学校に通う晴紀。母親と折り合いの悪い全盲の少女・冴理。少年院を出たのち、アメリカにわたった天涯孤独な青年・釣崎。世界有数の頭脳スポーツ・チェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者たちの人生が、64マスの盤上で、ドラマティックに交錯するーー。全選考委員の絶賛を集めた、第12回ポプラ社小説新人賞受賞作!
ステータス
読んだ
gamemakerKさんの感想・評価
チェスに関する小説は一度手に取って読んでみることにしているのだが、日本人の作家が、日本を舞台にこんな面白い小説をものしていることに素直に感動した。 全てのモヤモヤが、チェスワングランプリ決勝後のツリザキの一言で爽快な読後感に変わる。 最終章の大団円?もまたよかった。チェス知らなくても絶対に楽しめる一冊だと思う。 ・・・チェスには引き分けのルールがある。白黒つけたい層にとっては不興を買うことがあるのだが、「劣勢を引き分けに持ち込んだ」とか、「力のある相手になんとか負けずに引き分けられた」という経験を積んだ人にはとてもよくできたルールだなと思うんじゃないかな。(大昔からサッカー観戦が好きな方なら、特に同意していただけるのではなんて思う)
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