Ayumi嫌いなら呼ぶなよ
嫌いなら呼ぶなよ

嫌いなら呼ぶなよ

綿矢 りさ

河出書房新社

2025年08月06日頃

概要

悪いのは不倫した「僕」だってもちろんわかってます。でも……。胸の奥でざわつく本音がスパークする表題作「嫌いなら呼ぶなよ」。プチ整形を明かしたら職場で執拗にいじられた「私」。吹っ切れて一発逆転を狙ったら、まさかの大成功?(「眼帯のミニーマウス」)。いっそ開き直って人生のリミッターごと外せ! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。パンクな毒が炸裂する、綿矢りさの真骨頂。◎解説=ふかわりょう

ステータス

読んだ

Ayumiさんの感想・評価

身近にいるアクの強い人たちをギュッと詰め込んだような短編集。どれもスピード感があって、砕けた口語体に交じる鋭い文学的な表現が癖になる。 読みながらこの独特なテンション高めのノリについて行けなくなることもありつつ、それでもたまに「お?」と思う面白い表現があったりして、結局先が気になって最後まで読了した。どの話もすっごく面白かったわけではないのだけど、人間の嫌な部分が惜しみなく曝け出されているような小説は好きなので、読みながら「ノリがきついな」「あーこういう人いるよね」「わかる」「テンション高いな」「これどうなるんだろう」を繰り返しながらスピード感を持って読み切った。 この感じが好きな人が多いのもすごくわかる。読みやすくて、それでいて緻密に計算されていて、とても頭が良いんだろうなぁと思う。ただ個人的な好みで、わたしにはちょっとテンション高すぎた。

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