生命式
村田 沙耶香
河出書房新社
2022年05月09日頃
概要
「夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで」。人口減少が急激に進む社会。そこでは、故人の肉を食べて、男女が交尾をする、新たな“葬式”がスタンダードになっていた…表題作「生命式」や「素敵な素材」など、著者自身がセレクトした十二篇を収録。はたして「正常は発狂の一種」か!?未体験の衝撃と話題になった、文学史上最も危険な短篇集。
ステータス
読んだ
Ayumiさんの感想・評価
お葬式の代わりに故人の肉を食べる生命式が一般的になった世界。 亡くなった人の髪や爪を家具や服の素材として使う世の中。 わたしたちと同じ日常を送りながらほんの少し常識が違う世界が、もしかしたらどこかにあるのではと思わされるリアルさ。 「白菜やえのきと一緒に茹でられた中尾さんがそこに入っていた」なんていう文章の、淡々とした温度感とシュールな印象が癖になる。 短編がたくさん入っていて楽しめる点も良かった。 「ポチ」が気味悪くて好きでした。
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