ミゲル・ストリート
V.S.ナイポール/小沢 自然/小野 正嗣
岩波書店
2019年04月17日頃
概要
「名前のないモノ」ばかり作る大工、「世界でいちばんすばらしい詩」を書いている詩人ー。ストリートで生きる面々の十七の物語は、みな風変わりで、少し切ない。ポストコロニアル文学の源流に位置するノーベル賞作家ナイポール、実質上のデビュー作。
ステータス
読んだ
れぱさんの感想・評価
私はいわゆる文学賞を取るような作品をろくに読んでこなかった。エンタメ色の強い直木賞すらも。本屋大賞はかろうじて少し気にするし、角野栄子あたらしい童話大賞の行く末は気になっているけれど。そういった方向性という意味では村上春樹もほぼ読んだことがない。国語の教科書に載っていた翻訳くらいである。 その上で、ノーベル文学賞を受賞している本作品への感想になるわけだが、想定よりおもしろかった。諸事情で岩波文庫の本を読めと言われ「おもしろそう」より「読みやすそう」で選んだ本だからというのもあるだろう。 少し、文学賞を取るような作品に対する興味が湧いた。私にとっての新しい領域への足がかりとして、とても良い作品だったように思う。 「B・ワーズワース」が一番好きな話だった。
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