外の世界の話を聞かせて
江國 香織
集英社
2026年02月26日頃
概要
南天文庫には、外とは違う時間が流れているーー。 私設図書館。元公民館の空き家。斎場。夜の飲食店。インドネシアの農園。 いつの時代も、「隙間の場所」では物語が生まれる。 時間と場所を超えて重なり、織り上げられてゆく人の生に静かに耳を傾ける、珠玉の群像劇。 私設図書館・南天文庫。高校一年生の陽日は、幼い頃からここに通い続けている。他の子供たちが帰ったあと、運営のあやめさんと話すようになったのはいつからだろう。あやめさんは陽日にときどきこう言うーー「外の世界のことを話して」。 日々の出来事をあやめさんに伝える一方で、陽日はあやめさんが子供だったころの話を集めてもいる。なんでも、「ピンクの家」と呼ばれたガード下の元公民館に、三組の夫婦と五人の子供たちが身を寄せ合い不法に暮らしていたらしく……。 【著者略歴】 江國香織 (えくに・かおり) 1964年東京都生まれ。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第15回山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で第130回直木賞、07年『がらくた』で第14回島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、12年『犬とハモニカ』で第38回川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で第51回谷崎潤一郎賞を受賞。著書に『きらきらひかる』『左岸』『抱擁、あるいはライスには塩を』『なかなか暮れない夏の夕暮れ』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』『ブーズたち鳥たちわたしたち』ほか多数。小説のほか童話、詩、エッセイ、翻訳など幅広い分野で活躍している。
ステータス
読んだ
みしぇるさんの感想・評価
図書館をブラブラしていたら、大好きな江國香織さんの新刊が貸し出されていたので速攻お借りした。 やっぱり大好きだった。ピンクの家も、あやめさんの文庫も、とても素敵な場所だった。文庫はとても居心地がよかった。うちの近所にもそんな所があったらいいのになぁ… あやめさんみたいな人を見ると、散らかっている我が家を肯定できる。
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