tiarりゅうりぇんれんの物語改版
りゅうりぇんれんの物語改版

りゅうりぇんれんの物語改版

茨木のり子

全国学校図書館協議会

2003年06月

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劉蓮仁という中国人が12年間北海道で逃走し生きたお話。戦後末期に「華人労働者移入方針」という名目で非常に多くの中国人が攫われ、日本で劣悪な環境下における酷い労働を強いられていたことを知った。この作品は叙事詩であるので、淡々と仲間が殺されているところは特に強く印象に残りました。  また、劉蓮仁は攫われて不安でいっぱいであろう中、身重の妻の玉蘭をいつも心配し、逃亡生活を送っている最中でも身を案じている様子が書かれていて劉蓮仁の強いくて優しさを持っているところ、逃亡中にどんなに寒くても、ひどい仕打ちを受けようが決して子供から物を盗ろうとしないところに、信条、志、芯(似合う言葉が思いつかない)の強さを感じた。    私は戦争を経験したことがない。だから戦いの怖くて、残酷な部分を目の当たりにしたことがない。  そんな中でこのような作品を知り、読むことができて衝撃的であり刺激的だった。

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