青ノ果テ
伊与原 新
新潮社
2020年01月29日頃
概要
僕達は本当のことなんて1ミリも知らなかった。東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。壮多は怪我で「鹿踊り部」のメンバーを外され、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深澤と先輩の三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。花巻から早池峰山、種山高原と走り抜け、三陸を回り岩手山、八幡平へ。僕たちの「答え」はその道の先に見つかるだろうか。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く傑作。
ステータス
読んだ
ほたてさんの感想・評価
星と地学と宮沢賢治が好きな人なら誰だってこの小説は面白楽しく読めると思う。 花巻を起点とする青春小説で、転校生の深澤くんが変わり映えのしない安定した日常に新しい嵐を巻き起こす。鍵は『銀河鉄道の夜』にあり… みんながみんな、いろんな想いを抱えて、運命に翻弄されながら、一生懸命今を生きている。運命が交わる地点が花巻農芸高校の地学部で。 物語の展開と回収が鮮やかで、高校生たちの思いに同調しやすかった。 読みやすくて、わずか3時間程度で完走してしまった。 とてもいい読書体験だった。 聖地巡礼、しないとな。
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