こうたろう蛇にピアス
蛇にピアス

蛇にピアス

金原ひとみ

集英社

2004年01月

概要

舌を二つに裂き続ける少女。神の名を持つ異形の青年達。暗い時代を生き抜く若者の、受難と喪失の物語。第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞作。

ステータス

読んだ

こうたろうさんの感想・評価

なぜこれを20歳で書くことができたのか、、、凄すぎる。 あまりにも若く、やり場のない生のエネルギーが全ての文字から伝わる。 生きることを実感するために死にゆく全てを肯定することって、神にさえできるのかどうか怪しく感じた。 読んでいる最中は叫ぶように文字を追っていったので、痛みに悶えながらもあっという間に読み進めることができた。 しかし、あんなにも痛かったはずなのに、読了後、刺すような痛みがじんわりと消えていく感覚を覚えた。 刺青を入れた後ってこんな感覚なのだろうか。 果てしない余白が印象的な作品。

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