74ティンブクトゥ
ティンブクトゥ

ティンブクトゥ

ポール・オースター/柴田 元幸

新潮社

2010年06月29日頃

概要

ミスター・ボーンズは犬だ。だが彼は知っていた。主人のウィリーの命が長くないことを。彼と別れてしまえば自分は独りぼっちになることを。世界からウィリーを引き算したら、なにが残るというのだろう?放浪の詩人を飼い主に持つ犬の視点から描かれる思い出の日々、捜し物の旅、新たな出会い、別れ。詩人の言う「ティンブクトゥ」とは何なのか?名手が紡ぐ、犬と飼い主の最高の物語。

ステータス

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74さんの感想・評価

ニューヨーク三部作で有名なポール・オースターの著書の中ではあまり書店でも見かけない、犬の視点から描かれているこの本とは作品の主人公さながらにあまり状態の良くない古本屋で出会った。 最初の飼い主と死別し、野良犬を経て飼い主を転々とするミスター・ボーンズの波乱万丈の人生……もとい犬生譚。 作者の愛書『ドン・キホーテ』の主人と従者を意識して書かれたこの“むさ苦しい犬の話”は妙に印象深く記憶に残っている。

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