無名祭祀 クトゥルー神話原典集成
ロバート・E・ハワード/森瀬 繚/夏来 健次
KADOKAWA
2025年09月01日頃
概要
H・P・ラヴクラフトの熱心な愛読者であり、とりわけ「クトゥルーの呼び声」に魅せられて自らも神話創造に参入したロバート・E・ハワードによるクトゥルー神話作品のほぼ全てを網羅する、21作品600ページを収録。 キンメリアのコナンが活躍した“ハイボリア時代”と『無名祭祀書』を結びつけるミッシング・リンクともいうべき無名の小説断片や、格闘ゲームでおなじみの"シュマ・ゴラス"の出典である「黄金髑髏の呪い」など、商業未訳作品を複数収録していることに加え、既訳のある作品についてもクトゥルー神話研究家・森瀬繚が語彙のひとつひとつを徹底的に監修。 ーーーーーーーーーーー 収録作品: アーカム(詩)/無名の断片(断章)/影の王国/黄金髑髏の呪い(断章)/バル=サゴスの神々/暗黒の民/大地の妖蛆/妖蛆の谷/スカル=フェイス/夜の末裔/黒の碑/屋根の上の怪物/憑かれた指輪/われ埋葬にあたわず/墓所に棲みつくもの/黒熊は噛む/例の屋敷(断章)/翡翠の神(断章)/アッシュルバニパルの炎/蹄のあるもの/庭園への扉(断章) ーーーーーーーーーーー
ステータス
読んだ
74さんの感想・評価
ロバート・E・ハワードの名は「英雄コナン」シリーズをはじめとするヒロイック・ファンタジーの金字塔として輝いている。本書はハワードと交流のあったラヴクラフトのクトゥルー神話世界から影響を与えた、ないし受けた作品群で断片も含めて初邦訳の作品も掲載されている。 しかし彼の小説にはすべてがそうではないにしろ、豹の如く屈強な主人公、血と鋼に満ちた荒々しい闘争がつきもので、これらが大衆に迎合されたのは個人的には納得できるような気がする。作品の魅力もその方面に感じられることが多く、他の神話作家らとは一風変わったクトゥルー神話の英雄譚を味わえる。 個人的には既読だった「黒の碑」「アッシュールバニパルの焔」に加え「影の王国」「バル=サゴスの神々」「われ埋葬にあたわず」「例の屋敷」「蹄のあるもの」などが楽しめた。
この本を読んだ人の感想
ショップ
いいね!
あなたの感想も、読書仲間へ
ブックミーで読んだ本を記録して、感想を共有できます。