明け方の若者たち
カツセ マサヒコ
幻冬舎
2020年06月11日頃
概要
明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江の島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。高円寺の深夜の公園と親友だけが、救いだったあの頃。それでも、振り返れば全てが美しい。人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。
ステータス
読んだ
メモ
スマホよりも文庫本が似合いそうな人だし、要するに、完全に僕の好きなタイプだった。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その一六文字は、僕の人生で最も美しい誘い文句だった。 例えば、多くの生き物が食物連鎖の関係に抗えないように、彼女と僕もまた、いつだって彼女が優位である。 「ごめんね、ちゃんと、すごく好きだったよ」
19さんの感想・評価
忘れられない存在として、僕を生涯、頭の片隅に置いてくれるように、彼女をひたすら、罪悪感の海に沈める。 叶わない恋愛だとしても、 苦しいくらい好きな人がいない人より そんな人がいて、 思い出し、心を痛める時間がある人の方がきっと幸せかもしれない。 と思いたかったり。
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