ぬるい眠り
江國 香織
新潮社
2007年02月28日頃
概要
半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。
ステータス
読んだ
メモ
私は信仁のあばら骨でできていると信じたし、信仁もまたそれを認めた。よくできた推理小説を読んだときのように、辻褄がぴったりあった気がした。
19さんの感想・評価
誰かを好きになると、膨大な甘い言葉が必要になる。 誰かを好きになりすぎて、本当にあまりにも好きになりすぎて、自分のバランスが崩れるのが怖くて、壊れそうで、どうしようもなく怖くて、日々何とかバランスを保つ。 誰かを好きになりすぎて、自分の価値を見失う。 自分を好きな誰かに自分の価値を確かめてもらう。 酷いけれど、 この感覚はわかると思った。
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