本の感想・レビュー
イシューからはじめよ

イシューからはじめよの感想・レビュー

安宅 和人

英治出版

ISBN: 9784862760852

読者の感想・読書記録

ブックミーに投稿された公開の読書記録です。感想はそれぞれの読者の意見です。

さとのぶさん

“問題はまず「解く」ものと考えがちだが、まずすべきは本当に解くべき問題、すなわちイシューを「見極める」ことだ。” から始まる内容で、解決しなければいけない問題がたくさんある現代の知的労働者にとって、いろいろヒントとなるところが多かった。 この本ではイシュー(Issue)を以下のように定義している。 - 2つ以上の集団の間で決着のついていない問題 - 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題 解決しなければいけない問題については「イシュー度」と「解の質」に分けて考え、まずは「イシュー度」の高いものを見極め、次にそれらについて「解の質」の高さを意識することが必要だと教えてくれる。 逆に「イシュー度」を考慮せず手当り次第「解の質」を高めようとしても、解決しなければいけない問題は減らず疲労していくだけで、結果的に「解の質」は低くなる「犬の道」と表現している。 ただ、イシュー度が高くても、今時点では解決できない問題というものが存在する。 そしてそれはやってみなくては分からないし、やったとしても始めは解決できる可能性は低い。だが、やってるうちに解決できる可能性は高くなる。また、そもそもの見極めが出来るようになってくる。 逆説的だが、そのためにも適切に「イシュー度」の高い問題を選び、数をこなしながら問題の解決率を上げていくことが大切とのこと。 そして見極めた「イシュー度」の高い問題の解決について、考え方や進め方を「イシュードリブン」「仮説ドリブン」「アウトプットドリブン」「メッセージドリブン」という内容の順番で解説されている。 とはいえ、流石に問題に対する実際の解決方法までは書かれていないし、本当に解くべき問題だけやってればよい環境でもなく、また内容的にコンサルティング視点で実際の業務にそのまま当てはまるところは多くはない。言ってることもそりゃそーだよね的なところも多いし、逆に「????」という難しい話もある。 だが、だからといって読む価値が無いわけではなく、使えるところだけを抜き出して使ってみるという感じでも良さそう。とくに「悩むと考えるは違う」や「ストーリーの組み立て」、「チャートを使った分析方法」などはコンサルではなくても参考になる。 大きめの担当やプロジェクトなどを任されたときに読んでみると、非常に参考になりそうです。 10年前くらいに読んでおきたかった!

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ゆかりさん

なるべく時間をかけないで仮説思考を行うためのノウハウ本。フレームワークを使うのが目的ではなく、なんのためになにをするのかを重点において書かれているのが本書の特徴。

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S.Eshimaさん

クリティカルシンキング

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はるのさん

・悩むとは、答えが出ないことを前提に考えるフリをすること。考えるとは、答えが出ることを前提に建設的な考えを組み立てること。 ・生産性の定義は、どれだけのインプットでどれだけのアウトプットを生み出せたか。では、アウトプット=バリューのある仕事とは?→2つの軸がある。根本に関わる、もしくは白黒はっきりしていない問題がイシュー度。それにどこまで明確に答えを出せているかの解の質。 ・世の中の問題かもしれないと言われているほとんどは、それほど問題ではない。イシュー度の低い問題に取り組んでも疲弊するだけ。気合いと根性で数をこなすだけでは、そのやり方でしか部下と接することができず、リーダーとしては大勢しない。 ・イシューから始めるアプローチ…①イシューの見極め②イシューを細かく砕き流れの整理③必要な分析を設計④段取りよく検証⑤論拠と構造を磨きつつ報告書作成 ・プロとしてこ働き方。労働時間が長いほど金を貰えるではなく、どこまで変化を起こせるかで対価を貰い、評価される。そんな生き方へスイッチを入れることが高い生産性を生み出すベースになる。 ・問題に立ち向かう際には、それぞれの情報の複合的な意味合いを考え抜く。そしてしっかりそれを掴むために、現場に行き一次情報に触れる。さらに掴んだ情報を自分なりに感じる。「一次情報を死守せよ」 ・仮説を立ててスタンスを取ることが重要。仮説に落とし込まないと答えを出せるイシューまで落とし込めない。必要な情報や分析すべきことが分かる。分析結果の解釈が明確になる。それを言葉で表現することで周囲と認識を合わせる。「言葉に落とすことに病的なまでにこだわる」 ・よいイシューはwhyではなく、whereどちらか?どこを目指すべきか?、what何を行うべきか?howどう行うべきか?を取ることが多い。 ・よいイシューの3条件。本質的な選択肢である。深い仮説がある。答えを出せる。 ・仮説を深いものにするための定石。常識を否定する。新しい構造(共通性の発見、関係性の発見、グルーピングの発見、ルールの発見)で説明する。 ・答えを出せないものもある。例えばプライシング。明確な決まり手はない。 ・生産性を高めるためにイシューの見極めが必要だが、次は解の質を高めなければならない。ストーリーラインと絵コンテを作ると活動の全体像が明確になる。 ・まずは大きすぎるイシューを分解してサブイシューを作る。どう切り分けるかが重要。型として、ビジネスの世界で使い勝手の良いのが、事業戦略時に使う、whereどの領域、whatどんな勝ちパターンで、howどんな取組みを実現すふのか、が一つある。市場を含む事業環境の構造的な理解に基づき、自社の強みを活かした継続性のある勝ちパターンを明確にし、一貫したビジネスの取組としてまとめたもの、を明確に定義できる。 ・典型的なストーリーの流れ…問題意識や前提となる知識の共有→鍵となるイシューやサブイシューの明確化→それぞれのサブイシューの検討結果→それらを総合した意味合いの整理。人に何かを理解してもらおうとすれば、必ずストーリーが必要になる。 ・ストーリーラインの2つの型。whyを並列で並べる(仮説を支える)、空雨傘(ロジック)。 ・ストーリーが整ったら絵コンテづくり。軸の整理(どんな軸でどんな値をどう比較するか)、 ・分析とは比較すること。比較が言葉に信頼を与え、論理を成り立たせ、イシューに答えを出す。 ・定量分析には3つの型しかない。比較、構成(全体と部分の比較)、変化(時間軸の比較)。 ・分析は、原因側で何を比べるのか、と、結果側で何を比べるのかの掛け算で表現される。 ・比較による意味合いをはっきりさせる。差がある、変化がある、パターンがある、を見つけて可視化する。 ・アウトプットの段階で、仮説が正しいと思われることばかり集めるのではろんしょうにならない。フェアな姿勢で臨む。 ・一つのやり方に固執しないこと。さっと他の方法で検証する。すなわち、持っている手数でバリューが決まる。 ・プレゼンの場面では、受け手に次のようになってもらう必要がある。①意味のある課題を扱っていることを理解してもらう②最終的なメッセージを理解してもらう③メッセージに納得して行動してもらう ・何に答えを出すのかという意識をプレゼンの全面に満たす。本当にこれは面白い、本当にこれは大切だというイシューだけあればよい。 ・マッキンゼーの言葉「コンプリート・スタッフ・ワーク」自分がスタッフとして受けた仕事を完遂せよ。プロの世界では努力は一切評価されず、常に最初に来るのは結果。イシューに対して答えが出なければ時間とお金をかけても意味がない。むしろ無駄を発生させており罪悪である。全ての仕事は結果であり、結果がある程度のレベルに到達しないと、その仕事は価値を持たない。コンプリートワークするためには命を削るような思いをするが、命を削ること自体に意味はない。その酷薄なまでの真実が、僕らを時間から解放し、本当の意味で自由にしてくれる。 ・人から褒められることではなく、生み出した結果そのものが自分を支え、励ましてくれる。結果によって変化が起き、喜んでくれる人がいることが一番の報酬になる。クライアントや会社に約束した価値を無事届けた、このこと自体が達成感を生む。

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きょうへいさん

一生横に置いといていいと思う

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