言語エンターテイメントの傑作。 というより、こころの絆創膏。絆創膏だからね。傷を癒す力なんて無いよ。用語とか表現の本なんだし。 まずこの本の主な使い方は ①疲れた時とかに、 ②おもむろにこの本を掴んで ③適当なページをとりあえず開いて ④目に入った箇所を読む 所要時間1分未満。 これだけで割と元気が出る。 やってみれば分かる。 というのも、官能小説の目指すところなんて結局は、ね?その、ほら、何?合一、とでも言えば良いの? ……セックスの事だよ!!!察してよ!!! たったそれだけの事を、万億の言葉を尽くして語る訳ね、官能小説って。 そんなもんを、全くそんな気もないどころか疲れてる時に、表現や一部だけを抜粋して、つまり突然、高純度の大出力で脳みそ捩じ込まれてもみろ。その瞬間だけなら、一気に悩みとか押し流されて焼き切れるから。マジで! なんならその発想力に声出して腹抱えて笑えるぐらいの、言うなればとてつもない日本語表現の極限とも言うべき項目に巡り会えるんですよね。 挙げ句、よく見るとその表現した著者毎回一緒なわけ。 ……あなたですよ南里先生!!!!! 巻末の資料まで真剣に引用著書が網羅されていて、全力で笑わせに来てる。 いや、そういう本じゃないのは十分承知の上で。 特に気心知れた人間と、一瞬で本を共有して楽しめるっていう、新しい読書体験をもたらしてくれる名著だと私は強く思います。
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永田守弘
筑摩書房
ISBN: 9784480422330
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