なななんと、天皇陛下(皇太子時代)執筆の書である!! 勅書だよ勅書。 内容は陛下のイギリス留学時代のこと。イギリスの大学は日本と違い寮が複数あって、寮のまかないや大学の制度、イギリスの文化など日本にいたら知り得なかったことが書かれてあり大変勉強になった。陛下にも若かりし学生時代があり、ディスコや競馬場に行ったこともあると知り親近感が湧いた。ちなみに陛下は洗濯機に洗濯物を詰めすぎて洗剤を溢れさせたことがある。(本書参考) それでこれは彬子女王の「赤と青のガウン」との比較だが、ぶっちゃけ「赤と青のガウン」の方が読みやすい。彬子女王はとにかく読みやすい文章を心がけたようなのでスラスラ読めるのに対し、陛下の文はいささか堅苦しく相対的に読みづらい。(同じ皇族とは言え2人の立場が違うから仕方ないかもしれんね……) また陛下の専門が中世史で素人にはわからんイギリスの水運史だったから、イギリスの地名やイギリス人の名前などカタカナ単語が連続して目が滑る滑る。頭に入らなかったからその辺りは読み飛ばした。一方彬子女王の専門は日本の工芸品や美術品なので私でも知っていることが多く、読み飛ばしたところはなかったかな。 でも彬子女王が比較的自由で今も好きに学問に励めるのに対し、陛下は全く自由じゃない。その陛下の貴重な自由時間の2年を記録した本と考えれば価値は爆上がりやね。一国の君主の留学記録なんて世界で何人書けるんだって話よ。相対的にどうこうってより絶対的に揺るぎない価値がある。
元の読書記録を見るテムズとともにーー英国の二年間の感想・レビュー
徳仁親王
紀伊國屋書店
ISBN: 9784314012003
読者の感想・読書記録
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今上陛下のオックスフォード留学二年間での体験記。不敬かもしれないけれど、陛下が身近に感じられて、とても良かった。温かいお人柄の方でいらっしゃると感じたし、小さな失敗談なども記されていて、何だかほっこりした。
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