自殺現場に落ちていた銃を見つけた男。 「俺はこの銃を愛するかも知れない」 銃に魅せられ、 銃に溺れて、 銃に発狂し崩壊していく。 彼の行動は直観的なのに、 それをもう一人の彼が俯瞰的に見ている。 その俯瞰の彼がこの物語を誘導していく。 終始、気怠く陰鬱な空気が漂い、読んでいるこちらまで憂鬱になる。 教団Xでも感じたが、人間のネガティブを徹底的に熟知している著者の性根を疑う(いい意味で)
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中村 文則
河出書房新社
ISBN: 9784309411668
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