ずっと気になっていた山本文緒さんの短編集。 やっと読むことができたのだけど、どの主人公にも共感できず、それぞれが自分の中でグルグルと葛藤し続ける様子をもどかしく読んで、読後になにも残らなかった。 誰もが内に葛藤を抱えているもので、共感できなくても読めばなにか新しい視点を見つけられたりするのが小説の面白さなのだけど、この本に出てくる主人公はみんな自分ではない誰かに怒りを抱えているて、それについて何かしようというよりも捻くれて拗らせているような印象を受けて、読んでも読んでも手応えがなく逆にびっくりした。
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山本 文緒
文藝春秋
ISBN: 9784167708016
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